インプラント後にはより丁寧な歯のメンテナンスを
2012/12/28年末年始は暴飲暴食の時期でもあります。
久しぶりに会う親戚や旧友たちとお酒を飲み交わし、歯磨きもせずに寝てしまう…なんてことになっていないでしょうか。
特にインプラント治療を受けた方は、そんなことのないようにお願いします。
インプラント治療後には、これまでより丁寧な歯のメンテナンスが必要です。
インプラントは虫歯にはなりませんが、残された歯や骨、口腔の衛生、全身状態などを常に良好に保つことがインプラントを長持ちさせることにつながり、反対にしっかりケアしないと細菌感染して歯周組織が歯周病になり、インプラントがダメになってしまいます。
そうならないためにご自宅でできることは、まず、インプラント周囲の歯垢(プラーク)を確実に落とす正しいブラッシングを覚えることです。
インプラントは固定式なので、入れ歯のように取り外して清掃する必要はなく、市販の歯ブラシと歯磨き粉を使ったブラッシングで十分ですが、歯と歯肉の境目は歯周ポケットができやすく、汚れもたまりやすいので歯と歯肉の境目のブラッシングは念入りに行ってください。
歯ブラシのほかに、デンタルフロスや歯間ブラシの使用もおすすめです。
また、デンタルリンス(抗菌剤入り洗口液)なども利用してお口の中を衛生的に保つよう心がけてください。
このようなホームケア以外に、定期的な健診を必ず受けてください。
インプラントには神経がないため、インプラント周囲炎になったとしても自覚症状はほとんどありません。
インプラントがグラグラ動き、周囲から膿が出はじめ、気づいた時には既に手遅れ…こうならないためにも、治療後は定期検診を必ず受けるようにしてください。
当院では、インプラントの状態、歯肉・顎の骨の状態、咬み合わせのチェックと、患者様に合った専門的なケアを施すほか、正しいブラッシング法も伝授いたします。
インプラントをより長持ちさせ歯を健康な状態に保つために、半年に一度は必ず定期健診にお越しください。